仕事で悩んでいる新入社員の方々へ
4月になるとリクルートスーツに身を包んだ学生たちがいたるところにあふれ出します。大学や高校を卒業して仕事についた新人サラリーマン・OLさんですね。仕事をはじめてすぐの時期には腑に落ちないことがたくさんあります。今回は教訓をベースにしながら、社会人一年生の方にエールを送ってみたいと思います。
残業が多い、勤務時間が長い方へ
学生の時には比較的自由になっていた自分の時間。会社に入った途端に、1日のほとんどを会社に拘束されることになります。ある新入社員の1日です。
6:30 起床
7:20 家を出る
〜電車で約1時間かけて職場に到着
8:30 仕事開始
17:30 本当は終業時間だが、残業スタート
19:30 一段落したと思ったところに上司から資料作成の依頼
20:30 資料ができて上司に報告。上司に夜食を誘われる
22:30 帰宅、風呂に入り夜ごはんを食べて明日の準備をすれば24:00頃、就寝
仕事によっては、こうした日常に加えて土曜日の出勤や日曜日の研修など
これでもか、というくらい仕事漬けの日々が待ち構えています。
「まったく自由になる時間がない」
「自分の時間が持てない」
と、学生時代のペースとのあまりの落差に苦しんでいる人は多いことでしょう。
今まで自由な時間が多かった学生さんにとって、生活のペースが大きく変わってしうことはかなりストレスにもなるはず。もっと自由な時間がほしい、もっと自分が思うような仕事の進め方がしたい・・・。
そう考える前にいくつかの視点で今の仕事を見てみましょう。
自分が会社の社長や上司だったら
立場をかえて同じ物事を見てみるとまったく違った発見ができることがあります。
会社の場合は、自分が社長や上司だとしたら?と考えて見ると良いでしょう。
社長の視点の例
・新入社員を採用するためには膨大な費用がかかる。
・採用した新入社員は即戦力ではないので、採用後も膨大な費用がかかる。
・できるだけ短期間で仕事を覚えてもらって投資したコストを回収しないといけない
上司の視点の例
・配属された新入社員を教育する必要がある。
・よい教育ができれば自分の部や会社に貢献でき、自分が評価される
・自分にも新人時代があり、思い出したりしながら一生懸命教えている
と、こんな感じでしょうか。
残業や拘束時間はあなたへを苦しめているかもしれませんが、目線をかえてみれば上のような見方もできます。つまり、できるだけ早く仕事を覚えて会社に貢献できるようになれば、必要以上の残業などはなくなってくるはず(上記の理屈で考えれば自然とそういう結論が導きだせます)
自分が働く意味を考えてみる
立場をかえて物事を見るほかに、自分自身が働く意味を掘り下げて考えてみるのも良いと思います。
残業や給与などの条件面はさておき、今の環境が自分にとってプラスになるのかどうか、という点です。
そもそも自分が働くことの意味はなんでしょうか?
とても難しい問いかけですが、これから長い社会人生活を送る以上、この問答は避けて通れません。
私がとても納得した一つの回答例は「成長するため」です。
会社の仕事というのはその時々で変化を強いられることがあります。
仕事そのものにやりがいを感じることはとても幸せなことですが
もっと根本的なところを見据えていくのも一つの考え方ですよね。
今の環境が忙しくても「自分が成長できる」と思えるなら、しばらく身をおいて続けてみてもよいのではないでしょうか。
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