政治家には成果主義を導入できないか
公開日:
:
税金やコスト
今やブレークの兆しさえある野々村議員の号泣会見。何がなんやらまったく分からない意味不明な会見でした。彼個人がどうこうという問題ではなく、税金を有意義に使うべき議員として見ていると腑に落ちないことだらけです。
政務活動費ってなんやねん
そもそも政務活動費って何やねん!と言いたくなりますよね。
本来の目的は、政策の調査研究などのために報酬以外に地方議員に支給されるものとのこと。
額や支出項目の設定は自治体によって異なるみたいで今回問題が発覚した野々村議員の兵庫県では議員一人あたり月額50万円が支給されていて使い切れなければ返納とのことでした。
返納ってことは、まずは支給されてしまうということかと。
議員に限らず、毎月50万円もの大金を支給されてその使途が曖昧でもいいと言われたら、悪魔も囁くってもんですよね。議員のみならず、議員のみならーず、自治体にも少しは責任ありますよ、これは。
もちろん、議員がこんなフザケタ税金の使い方をするなんて言語同断ですけど。
企業と政治家との意識のずれ
会見を見ていて腑に落ちなかったのは、まず使途に関する説明がきちんとされなかったこと。
民間の企業だとあり得ないですよ。首になるのは当たり前で、会社から訴えられますよ。
そもそも会社をやっていたり会社でつとめている私たちにとって、政治の世界での感覚のずれそのものが腹立たしいですよね。
政治家ってそもそも国を変えたいという想いが強い人がつくべきポジションではなかったのだろうか、と。報酬よりも先に国や人を案ずるという人たち。とてつもない志をもった人たち。その信念に触れて心を打たれるからこそ応援したくなるし、政治活動のための資金を提供したくなるというもの。
それが今の政治家ときたらこんなくだらない問題ばかり。挙げ句の果てには記者会見で号泣・・・。そんな議員を選んだのは私たちなんだということも泣けてきます・・・。
制度や体制をリセットできないのか
結局ね、野々村さんを責めたところで何も解決しない。こんなのは氷山の一角で根本的な体質というかこれまでの文化みたいなものは何も変わらないんじゃないかと思うんです。
制度や体制をリセットできないものだろうか、と真剣に考えたりしますよね。
政治に成果主義を導入できないか
例えば、会社の場合、全然稼げない営業がいて、ぜんぜん生産できない技術がいる。年頭の初志はきちんと言えるし、仕事だってしている。少なくとも決められた時間中は働いてはいる。だけど営業は売上げを上げられないし、技術は生産できない。
こんな会社はどうなるでしょうか?
こんな社員に皆さんは高給を与えて使途が不明でもいいという給与以外の手当を与えますか?(月に50万円)
これが今の日本の政治家の待遇なんですよ。そりゃ結果に対してシビアになれないし責任だってとらない。そもそも結果を確認することすらしていないんじゃないでしょうか。
マニュフェストの達成度合いに応じて成果報酬を支払う。結果が出ない経費は認めない。結果が出ない高給だって認めない。
そんな制度でも政治家になりたい!と思えるような人じゃないと政治をやってはいけないんじゃないかと思うんです。どうでしょうか?
ad
関連記事
-
ガソリンを節約する方法
ガソリン、リッターあたり170円台に近づいています(2014年6月時点)。どこまで高騰していくのか予
ad
- PREV
- 霧と雲って一緒じゃないの?
- NEXT
- アフィリエイトは本当に稼げるか?