聞き流しで英語は本当にマスターできるのか
公開日:
:
英語の勉強
聞き流しで英語がマスターできた、とか、勝手に口から英語が出てきたとかいうコマーシャルを見ていてかなり疑問に感じていました。
というのも、私は英語のヒアリングをここ1、2年継続しているからです。
この問題に関して自分なりの考えを整理してみたいと思います。
聞き流しと英語圏に生活するというのは意味が違う
英語を流し続けていると英語圏に生活しているような環境に近づく、という考え方がありますが私は今ひとつピンときていません。
というのも私自身英語のヒアリングを1年以上続けてきて実感したことがあります。それは
集中していない状態で英語が流れていても全くアタマに残っていない
ということです。
このあたりの詳しいことは「英語のヒアリングで効果的だと思った方法」で書いていますので興味がある方は見てみてください。
つまり、何かをしながらただ流しているだけの英語は右から左へ流れて行くだけでほとんど意味がないと思うのです。
聞き込みこそヒアリングで重要なことでは?
結局、これまでヒアリングの勉強をしてきて思うのは、細かい音をどれだけ真剣に聞き分ける訓練をしたかということ。
theはthatにも聞こえますし、aに聞こえることもあります。
いちいち文法を考えていては追いつけません。
反射的に聞き取るための訓練が必要なのだろうと思うのです。
あと、集中しながらいかに多くのヒアリングをするか、という点ではないでしょうか。
集中しない状態で1時間2時間とただ単に英語を流していてもほとんど聞いていませんよね。
これって、電車の中で周りの人が色々喋っている状態と同じようなものではないでしょうか。
確かに日本語は流れていますが、まったく耳に入ってきません。
当然記憶にも残っていない。
そんな時間を長くもったところでさほど意味がないと思うのです。
私も最初は「とにかく聞いていなくても英語を流し続ければ耳が慣れるはず」と根拠のない勉強法を続けていました。結果としてほとんどヒアリング能力は伸びず、単に時間を浪費した気がしています。
まして話すとなるとまったく別次元
ヒアリングもそうですが、話すとなるとまったく別の勉強が必要です。
これは誓ってもいい。
聞き流すだけで英語が口から自然と出てきた、なんて絶対にあり得ません。
そもそも話すとなると、自分が言いたい言葉を知っていないといけないし発音だってそれなりに出来ないといけない。話すためには話すための訓練が絶対に必要です。
これってスポーツと同じような感じだと思うんですね。
条件反射になるまでやりこんではじめてモノになるっていうか。
聞き流しだけで話せるようになるなら、私もかなり話せているはずではないかと。
でももっと効率的な勉強方法を知りたい
聞き流し学習に関しては自分なりに確固たる答えが出た気がしていますが、自分の今の英語学習が正しいとは思えない。
ヒアリング→書き取り→発音、というまどろっこしいことをやっているがニュース英語をたまに聞くとやっぱり理解できない。ボキャブラリーが増えてくると自然と分かるようになるのだろうか。
最近少し不安を感じはじめています。
英語学習法に関しては継続的なテーマとして今後も色々と検証していきます!
ad
関連記事
-
ネット英会話で英語はマスターできるか?
最近はやってますよね。スカイプを使ったネット英会話。英語の勉強はここ最近力を入れているので、取りあえ
-
英語のヒアリングで効果的だと思った方法
英語のヒアリングをかれこれ数年やっています。 書店で適当な教材を購入してきてウォークマンに入れて聞
-
Chargeの覚え方(NHK英会話での単語の覚え方)
毎週ほぼNHKの「ニュースで英会話」を見ています。 英語の勉強とニュースの深い理解をすることが目的
ad
- PREV
- 自営業者が仕事の悩みを払拭するには?
- NEXT
- 常識は環境によって作られる